学びなおしたいけど、分厚い本はちょっと…という社会人の方に
とにかく簡潔にわかりやすく日本史を学んでいくよ!!
今日のポイントはこちら!
① 地球温暖化により、暮らしが激変
② 古代の信仰 アニミズム
③ 「獲得経済」から「生産経済」へ
土器や弓矢は温暖化によって生み出された!?
約1万年前、温暖化によって日本は大陸から切り離されました。
「日本列島」の成立ですね。
また、温暖化は動物や植物などにも大きな影響を与えました。
大型哺乳類(ナウマンゾウなど)は絶滅し、
小型動物(イノシシやシカなど)が増えました。
植物も食べられる実がついたものが増え、森林ができました。
そしていよいよ道具にも変化がみられます。
まずは「土器」です。木の実を煮てアクをぬくために使われていたみたいですね。
この時代有名なのは「縄文土器」と呼ばれています。
縄の模様がつけられているものが多いことからこう呼ばれていますが、全てについているわけではないようです。下の図は一般的な縄文土器ですね。
また、すばしっこい小型動物を狩るために「弓矢」も使われました。
旧石器である打製石器の他、磨製石器が使われ始めたものこの頃です。
字の通り、こすって石を鋭くしたものですね。
打製石器は動物を狩るための武器や肉を切るナイフとして、
磨製石器は斧にして、木を切ったり木の実をすりつぶしたりして使用されたと考えられています。
土器と弓矢が使われた文化を縄文文化といいます。
この時代の人も釣りをしてたみたい!
骨角器っていう動物の骨や角でつくったものを釣り針にしてたんだって~
このような気候の変化は、人々の生活も変えていきます。
簡潔にいうと、たくさん食べ物がとれるようになったので移動する必要がなくなりました。
定住生活のスタートですね。
竪穴住居に住み、集落のようなものもできていました。
集落間の交易などもあったようです。
この当時の暮らしは、貝塚といわれる縄文人たちのゴミ捨て場から推測できます。
「狩猟と採取」が中心だったことがわかっています。
この時代の遺跡といえば青森県の三内丸山遺跡だよね!
この集落は数百人という大規模なものだったんだって!
あらゆるすべてのものには霊魂が宿る!?(アニミズム)
縄文時代は自然現象に大きく影響されました。
それゆえに、人々は自然現象には霊魂、もしくは霊が宿っていると考えました。
このような信仰をアニミズムといいます。
科学的なことが全く分からない当時の人たちは多くの災害はこの霊がおこしたものだと考え、
恐れていたんですね。
だからなんとかこの災いを避けようと呪術なんかもおこなっていたようです。
女性をモデルとしたものが多い「土偶」
男性の象徴「石棒」は自然の恵みなど、当時の人たちが祈ったものだと考えられいます。
当時は人が死ぬと埋めるときに手足を強く折り曲げていたんだ。
これを屈葬というよ。
死者の霊魂が生きているひとに悪さしないようにやっていたんだって!
(諸説あり)
いよいよコメ作りの時代へ「獲得経済」⇒「生産経済」
稲作といえば弥生時代ですが、コメ作りが伝わったのは縄文時代の終わりごろでした。
中国や朝鮮半島から伝わってきたようです。
佐賀県や福岡県など九州の北部から水田が作られ始めました。
自らで調整が出来ず、自然にいる動物や植物を食べていた「獲得経済」と時代から
自ら稲を育てて米を食べる「生産経済」へと移行したということです。
この頃から現在に至るまで米は日本人の主食です。
この頃から考えればだいぶ最近の江戸時代までは米が経済の中心でもありました。
お給料を米で支給されるほどでしたので、どれだけ日本人にとって米が大切なものかがわかりますね。
日本の歴史に稲作は欠かせないね!
今日はここまで!最後まで読んでくれてありがとうございます!!
引き続き一緒に学んでいきましょう~
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